特殊印刷
公開日:2025.3.31
活版印刷で利用できるフォントの種類とは?フォントサイズの注意点やよくある質問もご紹介!

「活版印刷ではどのようなフォントが使えるの?」「サイズはどのくらいが適切なの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。活版印刷は、一般的なデジタル印刷とは異なり、フォントの選び方やサイズによって印刷のクオリティが大きく変わります。
本記事では、活版印刷で利用できるフォントの種類やフォントサイズの注意点をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

活版印刷とは?
活版印刷は、版にインキを付けて紙に転写する伝統的な印刷技法です。鉛製の活字を一文字ずつ組み合わせて版を作り、その凸部分にインキをのせ、紙に圧力をかけると印刷ができます。
印刷時の圧力によって紙にわずかな凹凸が生まれ、独特の質感が表れます。また、版に付着するインキの量や分布が毎回異なるため、一枚ごとにわずかな違いが生じて独自の質感や深みが生まれるのが特徴です。

活版印刷で利用できるフォントの種類
次は、活版印刷で利用できるフォントの種類について解説します。
明朝体
ゴシック体
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
明朝体
明朝体は、楷書体の特徴を残しつつ、筆のとめやはらいを簡略化した書体で、整った形状が特徴です。新聞や書籍、電子媒体など、小さな文字サイズでも視認性が高いため、広く使用されています。
活版印刷においては、活字のエッジが際立つため、明朝体の繊細なデザインが際立ち、品のある仕上がりになります。活版印刷ならではの独特の質感と相まって、クラシックな雰囲気を演出できるフォントです。
ゴシック体
シンプルなデザインで、線の太さが均一もしくは、中央部分がわずかに細くなっている書体です。この特徴により、視認性が高く、遠くからでも判別しやすいため、車のナンバープレートや道路標識などに採用されています。
また、印刷物では見出しや強調部分に用いられるケースが多く、Webページやディスプレイ表示にも最適です。情報を明確に伝えたい場面でも効果的に機能するため、読みやすさを重視したデザインとして幅広く活用されています。

活版印刷におけるフォントサイズの注意点
活版印刷では、文字が小さすぎるとインキのにじみによって判読しにくくなる可能性があります。細かい情報を詰め込みたくなる名刺や印刷物では、視認性を確保するために文字サイズに配慮しなければなりません。
一般的に活版印刷では、5.5〜6pt以上のサイズが推奨されており、それ以下では細部が潰れてしまう場合があります。せっかくの印刷物も、読みにくければ本来の役割を果たせません。適切なサイズを選び、見やすさを損なわないレイアウトを心がけるようにしてください。

活版印刷でおすすめの「フジイ印刷」のご紹介

参考:フジイ印刷
岡山県に位置する「フジイ印刷株式会社」は、70年以上の歴史を誇る印刷会社です。活版印刷や箔押し、型抜き、エンボス加工といった厚紙印刷を得意とし、企業や団体向けに多様なペーパーアイテムを提供しています。
また、小ロットからの注文も受け付けており、名刺サイズから最大B3サイズまでの活版印刷が可能です。また、トムソン箱(折箱)の加工やA3サイズまでの箔押しにも対応しており、高品質な印刷製品を提供しています。⇒フジイ印刷へのお問い合わせはこちら

活版印刷 フォントでよくある3つの質問
最後に、活版印刷 フォントでよくある質問について紹介します。
質問1.活版名刺で可能なデザインや加工方法は?
質問2.名刺でのフォント選びのポイントは?
質問3.活版印刷で名刺を作成する際の注意点は?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.活版名刺で可能なデザインや加工方法は?
活版印刷では、多彩なデザインや加工を取り入れると、個性的な仕上がりが実現できます。たとえば、名刺の縁に色を施す「小口染め」や、紙の表面に立体感を持たせる「エンボス加工」などがあり、それぞれ異なる印象を与えられます。
また、角をなめらかに整える「角丸(ラウンドコーナー)加工」や、側面に金箔を施す「天金加工」なども人気の技法です。このような加工を組み合わせると、特別感のあるデザインが演出でき、印象に残る名刺や印刷物を作れます。
質問2.名刺でのフォント選びのポイントは?
名刺のフォント選びは、企業のイメージや業種に合った印象を与えるために大切な要素の1つです。適切なフォントを選べば、名刺のデザインが洗練され、プロフェッショナルな印象を与えられます。
また、視認性を考慮して、文字サイズやカーニングの適切な調整も大切です。情報が読みやすく整理されていると、受け取った相手にスムーズに内容が伝わります。
さらに、デザイン全体のバランスを意識して、統一感のあるレイアウトを作ると、見やすく魅力的な名刺に仕上げられます。
質問3.活版印刷で名刺を作成する際の注意点は?
活版印刷で名刺を作成する際の注意点は、以下のとおりです。
紙の厚み
紙に適度な厚みがないと、活版印刷特有の凹凸が十分に表現されず、期待した質感が得られない場合がある
片面印刷の推奨
両面に印刷する場合、裏面への影響が出やすく、意図しない凹凸が生じる場合があるため、基本的には片面印刷が適している
文字のサイズ
文字のサイズが小さすぎると、インキのにじみや潰れが発生して、可読性が低下する場合があるため注意が必要になる
なお、活版印刷で名刺を安く作成できるおすすめの印刷会社については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:活版印刷で名刺を安く作成できるおすすめの印刷会社5選|オーダーの際のポイントもご紹介!

まとめ
本記事では、活版印刷で利用できるフォントの種類やフォントサイズの注意点をご紹介しました。
活版印刷は、凹凸のある版を使って紙にインクを転写する伝統的な印刷技術です。版に付着するインキの量や分布が毎回異なるため、一枚ごとにわずかな違いが生じ、独自の質感や深みが生まれるのが特徴です。
活版印刷で利用できるフォントには、繊細で上品な印象の明朝体と、視認性が高く力強い印象のゴシック体があり、用途やデザインに応じた選択が大切です。
注意点として、文字が小さすぎるとインクが潰れ、大きすぎると圧力のバランスが崩れる場合があります。一般的に、5.5〜6pt以上のサイズが推奨されており、それ以下では細部が潰れてしまう場合があるため、注意が必要です。
適切なフォントとサイズを選べば、活版印刷ならではの美しい仕上がりを実現できます。
「フジイ印刷」では、活版印刷や箔押しなどの特殊印刷を提供しています。ビジネスに必要な名刺やミシン入り用紙、封筒などの商品を小ロットから製作していますので、お気軽にお問い合わせください。⇒フジイ印刷へのお問い合わせはこちら
この記事の監修者
吉田光咲|営業部
大学でファッションデザインを専攻し、卒業後はグラフィックやWEBデザインなど、幅広い分野でデザインの仕事をしてきました。2024年にフジイ印刷に入社し、毎日新しいことを学んでいます。お客様の視点に立って、最適なデザインを提案できる営業を目指しています。
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