印刷サポート
公開日:2025.1.27
オリジナルの食品パッケージを制作する際のポイントは5つ|制作する際の注意点もご紹介!

食品の魅力を最大限に伝えるオリジナルパッケージは、商品の第一印象を決める大切な役割があります。デザインや素材の選定、実用性や法規制への対応も求められるため、オリジナルのパッケージ制作には多くのポイントに注意が必要です。
本記事では、オリジナルの食品パッケージを制作する際のポイントや制作する際の注意点をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

オリジナルの食品パッケージとは?
オリジナルパッケージは、商品やブランドの個性を効果的に伝える手段として注目されています。完全に自由な設計が可能なオーダーメイドのほか、既存の袋や箱に独自のデザインを加えるセミオーダーという選択肢もあります。
このプロセスには、デザイン会社や印刷会社、パッケージ制作会社が関与する場合が一般的です。デザインから製作まで一貫して対応する企業もあれば、一部の工程に特化してサービスを提供する企業も存在します。
オリジナルパッケージを導入すれば、商品の印象を高めるだけでなく、ブランド価値の強化や顧客からの信頼感向上といった効果が期待できます。
食品パッケージの種類
食品パッケージの種類は、以下のとおりです。
化粧箱
板紙やダンボール、エンボス紙などに装飾を施した箱で、商品の見た目を引き立てると同時に、保護機能も兼ね備えている。素材に、ツヤ加工やマット加工を施すと、高級感を演出できる
スタンドパック
自立する形状とチャック付きのデザインが特徴のパッケージ。利便性が高く、お菓子や小物の収納に適している
ガゼット袋
平袋に比べて容量が多く、横ガゼットと底ガゼットという種類があり、コーヒー豆やパンに活用されている場合が多い
オリジナルの食品パッケージを制作する際のポイントは5つ
次は、オリジナルの食品パッケージを制作する際のポイントについて解説します。
コンセプトやターゲットを明確にする
キャッチコピーで商品の特徴を表現する
販売場所や購入後の行動を検討する
商品のイメージに合ったデザインを考える
使いやすさや耐久性に配慮する
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.コンセプトやターゲットを明確にする
購入者の性別や年齢、ライフスタイルといった特徴を具体的に把握して、それに合わせたデザインや色彩を選ぶと、商品への興味を高められます。たとえば、10代~20代の女性向け商品であれば、明るく華やかな色合いに加え、可愛らしいイラストやシンプルなフォントがおすすめです。
一方、ビジネスマンをターゲットとした製品であれば、落ち着いた配色や洗練されたデザインが好まれます。このように、顧客層のニーズに合わせたパッケージデザインは、商品そのものの価値を高め、販売促進につながる大切な要素です。
2.キャッチコピーで商品の特徴を表現する
パッケージデザインは、商品の特徴や魅力を消費者に伝える大切な役割を担っています。同じカテゴリーの商品が並んでいるとき、パッケージが単に「いちご」と書かれているだけでは、ほかの商品と差別化できず、消費者は混乱してしまいます。
このため、商品の内容や特徴が一目で分かるようにキャッチコピーや視覚的な情報が必要です。たとえば、「甘さ控えめで健康志向」といった具体的な特徴を表現すれば、消費者は自分のニーズに合った商品を選びやすくなります。
明確で魅力的なメッセージを伝えるパッケージは、購買意欲を高め、売上向上にもつながります。
3.販売場所や購入後の行動を検討する
商品の販売場所に応じて、パッケージデザインのアプローチを変えましょう。ECサイトで販売する場合、画像が小さく表示されるケースが多いため、目を引くデザインや視覚的に魅力的な要素が求められます。
たとえば、環境に配慮した素材や使いやすさを重視したパッケージは、消費者に好まれる傾向があります。また、リアル店舗では、商品の並べ方や目立たせ方を意識し、競合商品と差別化できるデザインが効果的です。
さらに、持ち運びやすさや実用性も考慮して、外出先での利便性を高めましょう。パッケージにブランドロゴを加えれば、視覚的な認知度を高め、宣伝効果を期待できます。
4.商品のイメージに合ったデザインを考える
パッケージデザインは、消費者が商品に興味を持ち、購入するかを決定する大切な要素です。このため、商品の特徴やターゲット層に合わせたデザインが求められます。
たとえば、若年層をターゲットにする場合は、ポップで鮮やかな色使いや現代的なフォントを使うと、視覚的に目を引き、商品の魅力を際立たせます。また、商品の価値を伝えるために、簡潔でインパクトのあるキャッチコピーの活用も効果的です。
このように、ターゲットに合ったデザインを選ぶと、商品の訴求力が高まり、購買意欲を引き出せます。
なお、箱(パッケージ)デザインを行う際のポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:箱(パッケージ)デザインを行う際のポイントは5つ|作り方の流れや注意点も徹底解説!
5.使いやすさや耐久性に配慮する
パッケージデザインには見た目の魅力だけでなく、使いやすさも大切なポイントです。デザインが優れていても、消費者が不便だと感じるような包装では選ばれません。商品を収納しやすい形状にしたり、再封可能なチャックを付けて中身を保護したりする工夫が大切です。
たとえば、一度使い切りのパッケージには個別包装を加えたり、重い商品には衝撃を吸収する材質を選んだりすると、消費者にとって便利で使いやすい商品になります。便利さと実用性を兼ね備えたパッケージは、消費者の満足度を高め、リピーターを増やす効果を持ちます。
オリジナルの食品パッケージを制作する際の注意点は3つ
次は、オリジナルの食品パッケージを制作する際の注意点について解説します。
コストと安全性を両立させる
印刷や製造時に生じる可能性のある問題を理解する
著作権侵害に注意する
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.コストと安全性を両立させる
商品パッケージのデザインを考える際、材質や形状、デザイン、さらには数量によってコストが大きく変わります。コスト削減を目的として安価な素材を選んでしまうと、商品が適切に保護できなくなったり、消費者に安っぽい印象を与えたりする可能性があります。
このため、壊れやすい商品や精密機器を扱う場合は、十分な強度や衝撃吸収性を持った素材を選びましょう。また、食品パッケージの場合は、保存に適した素材の使用が求められ、成分表示や注意書きについても法律に従って適切な記載が必要です。
2.印刷や製造時に生じる可能性のある問題を理解する
オリジナルパッケージの製作には、さまざまな工程で注意するポイントがあります。詳細は、以下のとおりです。
デザインデータ
塗り足しや解像度の指定があるため、印刷前に必ず校正して、問題がないか確認が大切
印刷工程
色ムラや色ブレ、ズレなどが発生する可能性があるため、印刷テストを行い、最終的な確認をする必要がある
製造過程
裁断ズレや貼り付けミス、パッケージの破損が発生する可能性も考えられるため、事前に製造業者との打ち合わせをして、確認する
これらの問題を未然に防ぐためには、印刷・製造業者との密なコミュニケーションが欠かせません。
3.著作権侵害に注意する
他社のデザインやアイデアを無断で使用すると、法的な問題を引き起こすだけでなく、企業の信用を傷つける原因にもなりかねません。ターゲット層やコンセプトが似ている競合商品のデザインが自然と重なる場合でも、意図的に模倣しないよう心掛け、独自性を保たなければなりません。
また、パッケージに関連する法律や規制も多岐にわたります。食品表示法や商標権なども含め、法律の遵守は企業としての責任です。デザイン制作の前には十分な調査を行い、必要であれば専門家に相談するとリスクを回避できます。
食品パッケージ オリジナルでよくある3つの質問
最後に、食品パッケージ オリジナルでよくある質問について紹介します。
質問1.パッケージの素材の種類は?
質問2.パッケージの役割とは?
質問3.パッケージの印刷方法は?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.パッケージの素材の種類は?
パッケージの素材の種類は、以下のとおりです。
クラフト紙
耐久性はあり、環境の負荷が低いが、湿気に弱いのが特徴。オリジナルパッケージでは、多く活用されている場合が多い
段ボール紙
耐久性があり、費用が抑えられるが、加工を施すのが困難
コート紙
型崩れしにくく、ツルツルとした手触りが特徴。しかし、単価が高いため、費用を抑えにくい
機能紙(耐油紙、耐水紙)
水や油に強く、食品のパッケージに適しているが、費用の負担が大きい
リサイクル紙
環境に配慮されており、優しい手触りが特徴
ビニール素材
耐水性や柔軟性に優れ、様々な形状に加工できるため、食品や液体商品に適したパッケージに最適
素材ごとにコストや特性の違いがあるため、商品の内容に合わせて最適なものを選びましょう。
質問2.パッケージの役割とは?
商品パッケージは、商品を保護する機能に加え、消費者に魅力的に映るようなデザインを施す役割も担っています。同じカテゴリーの商品が並んでいる場合、パッケージのデザインが異なるだけで消費者に与える印象が大きく変わります。
このため、目を引くデザインは、手に取ってもらいやすく、ブランドの個性を伝えるためにも大切です。また、パッケージデザインだけでなく、ブランドロゴやラベルを活用すると、商品の差別化を図れます。
質問3.パッケージの印刷方法は?
パッケージデザインや素材が決定した後、印刷会社の選定をしましょう。パッケージ印刷には、特殊な素材を用いるため、家庭用のプリンターでは対応できないため、専門的な設備を持った印刷会社に依頼しなければなりません。
印刷会社を選ぶ際は、取り扱い可能な素材や印刷規格が自分のニーズに合っているかの確認が大切です。事前に十分に相談して、デザインや素材に関する詳細を確認すると、スムーズに進行できます。また、印刷会社ごとに対応できる素材が異なるため、事前に問い合わせて情報を集めましょう。
なお、厚紙印刷については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:厚紙印刷とは?主な用途や印刷方法、おすすめの印刷用紙まで詳しくご紹介します!
まとめ
本記事では、オリジナルの食品パッケージを制作する際のポイントや制作する際の注意点をご紹介しました。
オリジナルパッケージは、商品やブランドの個性を効果的に伝える手段として注目されています。完全に自由な設計が可能なオーダーメイドのほか、既存の袋や箱に独自のデザインを加えるセミオーダーという選択肢もあります。
種類としては、化粧箱やスタンドパック、ガゼット袋があり、用途によって使い分けが大切です。また、パッケージの制作時には、ターゲットやコンセプトを明確にして、キャッチコピーやデザインで商品の特徴を引き出しましょう。
さらに、販売場所や購入後の行動を考慮して、使いやすさや耐久性を意識した工夫が欠かせません。なお、制作する際には、コストと安全性のバランスや、製造時のトラブルを未然に防ぐ対策、著作権侵害のリスクにも注意が必要です。
印刷会社を選ぶ際は、取り扱い可能な素材や印刷規格が自分のニーズに合っているかの確認が大切です。
なお、「フジイ印刷」では、活版印刷や箔押し、エンボス加工などの特殊印刷を提供しています。ビジネスに必要な名刺やミシン入り用紙、既製品パッケージへの刷り込みなどを小ロットから製作していますので、お気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者
吉田光咲|営業部
大学でファッションデザインを専攻し、卒業後はグラフィックやWEBデザインなど、幅広い分野でデザインの仕事をしてきました。2024年にフジイ印刷に入社し、毎日新しいことを学んでいます。お客様の視点に立って、最適なデザインを提案できる営業を目指しています。
一覧に戻る


