特殊印刷

公開日:2024.8.9

ホログラム箔押しの主な活用例は3つ|その魅力や依頼する際の注意点を詳しく解説します!

ホログラム箔押しとは、光の角度に応じて多彩な色を見せる加工方法です。その美しい輝きと高級感から、さまざまな用途で利用されています。

本記事では、ホログラム箔押しの主な活用例や魅力、依頼する際の注意点をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ホログラムとは?

ホログラムとは、光の角度に応じて多彩な色を見せる加工技術です。この技術により、ある角度から見ると赤色に、別の角度からは青色や虹色のように見えるのが特徴です。

この技術では、紙に特殊なホログラムフィルムを圧着して、紙の表面に独自の凹凸を作り出し、光を反射・干渉させ、独特の視覚効果を生み出します。さらに、特殊なレーザーを使用するため、簡単には製造できない高い加工技術が求められます。

また、デザインには「しま模様」「ドット模様」「オーロラ模様」など、さまざまなパターンがあり、デザインとの相性を考えながら選べるのも魅力の1つです。

ホログラム箔押しの魅力

次は、ホログラム箔押しの魅力について解説します。

  • 光の反射や光沢を表現できる

  • エンボス加工を施せば立体感を演出できる

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.光の反射や光沢を表現できる

一般的な印刷技術では再現できない独特の光沢感を持つホログラム箔押しは、見る人に大きなインパクトを与えます。シンプルな文字や図形を加工するだけでも、デザインが際立ちます。

さらに、見る角度によって赤や青、虹色に変化するため、特別感を演出するのにも最適です。たとえば、製品や広告のデザインにホログラム箔押しを取り入れると、注目度を高められ、より効果的なプロモーションになります。

2.エンボス加工を施せば立体感を演出できる

エンボス加工は、凹凸のある2枚の版を用いて、素材を凸状に仕上げる技術です。この加工により、デザインに陰影が生まれ、立体感が強調されます。

また、デボス加工は凹状に仕上げる技術で、異なる質感を提供するため、箔押しと組み合わせれば、独自のデザインが可能です。このため、エンボス加工とデボス加工を組み合わせれば、より視覚的に魅力的な仕上がりになります。

ホログラム箔押しの主な活用例は3つ

次は、ホログラム箔押しの主な活用例について紹介します。

  • 名刺

  • パンフレット

  • 招待状・案内状

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.名刺

ホログラム箔押しを用いた名刺は、シンプルながらも高いデザイン性を持ち、非常に洗練された仕上がりとなります。一般的な名刺のデザインに、ホログラム箔押しを加えると、独自性が高まり、受け取った人の記憶に残りやすいです。

このため、ビジネスシーンでの第一印象を強くするための有効な技術として注目されています。

2.パンフレット

ホログラム箔押しの印刷技術は、多くの書籍やパンフレットの表紙に利用されています。たとえば、カバーや表紙、最初のページの遊び紙に使用されるケースが一般的です。

また、この技術によって、デザインが目立つだけでなく、書籍やパンフレットの全体的な雰囲気をより引き立たせられます。さらに、視覚的な魅力が増し、読者の関心を引く効果が期待できます。

3.招待状・案内状

招待状や案内状のデザインは、多くの場合、シンプルな絵柄や文字を用いたものが一般的であり、ほかと区別するのが難しいです。しかし、ホログラム箔押しを施したデザインは、光沢感が加わり、より豪華な印象を与えられます。

たとえば、特別なイベントや記念日に使用すると、その日をより特別なものに演出できます。このようなデザインは、受け取る人に対して強いインパクトを与え、思い出に残る招待状や案内状として最適です。

ホログラム箔押しを依頼する際の3つの注意点

次は、ホログラム箔押しを依頼する際の注意点について紹介します。

  • 凹凸のある素材は箔押しに向いていない

  • 印刷部分と箔押し部分のデータを分ける必要がある

  • 範囲が広すぎると失敗するリスクが高くなる

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.凹凸のある素材は箔押しに向いていない

表面に凹凸がある素材は箔がきれいに圧着されにくいため、箔押しには不向きです。凹凸があると、箔が均一に貼り付かず、穴が開いたり、見た目が悪くなるため、できるだけ平滑な紙を選びましょう。

また、特殊な素材に箔押しを希望する場合は、事前に専門業者に相談し、その素材での加工が適切か確認しておく必要があります。

2.印刷部分と箔押し部分のデータを分ける必要がある

箔押しの工程では、インクで印刷する部分と箔押しを施す部分で別々のデータを準備しなければなりません。一般的に、インクで印刷する部分はフルカラーで表現し、箔押しを施す部分は黒色で指示します。

さらに、箔押しではインク印刷のように濃淡の表現ができないため、デザイン段階でその点を考慮しなければなりません。

3.範囲が広すぎると失敗するリスクが高くなる

カードのような小さなアイテムでは、全面に箔押しが可能ですが、広範囲にわたる加工には失敗のリスクが伴います。たとえば、素材と箔の間に空気が入りやすくなり、気泡が潰れてデザインが損なわれる可能性があります。

このため、箔押しをする際には、ベタが広いデザインは避けるようにしてください。ベタが広くなればなるほど、箔がかすれやすくなり、失敗するリスクが高まります。

ホログラム箔押しでよくある3つの質問

最後に、ホログラム箔押しでよくある質問について紹介します。

  • 質問1.ホログラム箔押しのメリットとは?

  • 質問2.ホログラム箔押しのデメリットとは?

  • 質問3.箔押しの仕組みとは?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.ホログラム箔押しのメリットとは?

ホログラム箔押しは、印刷物に独特の光沢と立体感を加える加工方法で、商品のパッケージや広告素材に広く用いられる技術です。この技術は、光の角度によって色が変わる効果があるため、魅力的な外観を実現します。

このため、顧客の注意を引きつけ、ブランドの魅力を高める効果的な手法として多くの企業に採用されています。ホログラム箔押しでは、商品やブランドのデザインをいっそう際立たせ、特別感を与えることが可能です。

質問2.ホログラム箔押しのデメリットとは?

箔押し加工・印刷を依頼する際のデメリットは、以下のとおりです。

  • 納期が長くなる

箔押し加工は、一般的な印刷と比べて工程が複雑で手間がかかる。このため、発注から納品までのスケジュールには十分な余裕を持つ必要がある

  • コストが高くなる

箔押し加工は、一般的な印刷に比べて、材料費や印刷費が高い。このため、予算内で収めるためには、事前の費用確認が欠かせない

  • 細かい文字や図柄が潰れやすい

細かい文字や図柄は潰れやすいため、大きめの文字やシンプルなデザインを心がける必要がある

質問3.箔押しの仕組みとは?

箔押しは、特別な加工技術を用いて紙に金属やホログラムの箔を圧着する方法です。まず、箔を特定のデザインに合わせた版を使用して配置し、箔押し機で熱を加えて圧着します。

この過程により、箔が紙に転写され、華やかで高級感のある仕上がりになります。箔押しには、箔やデザインに合わせた版、専用の箔押し機が不可欠です。

この技術は、商品のパッケージや名刺、招待状など、さまざまな印刷物に利用され、高い視覚的な効果を発揮しています。

なお、箔押しについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:箔押しとは?メリット・デメリットや箔の主な種類、向いている印刷物まで徹底解説!

まとめ

本記事では、ホログラム箔押しの主な活用例や魅力、依頼する際の注意点をご紹介しました。

ホログラム箔押しは、一般的な印刷技術では再現できない独特の光沢感があり、見る角度によって赤や青、虹色に変化するため、特別感を演出するには最適な方法です。

さらに、エンボス加工やデボス加工との組み合わせにより、デザインに陰影が生まれ、立体感が強調されます。この魅力を活用して、名刺やパンフレット、招待状など多くのシーンで利用されています。

しかし、表面に凹凸がある素材は箔がきれいに圧着されにくく、加工範囲が広すぎても失敗する可能性が高いです。また、箔押しではインク印刷のように濃淡の表現ができないため、印刷部分と箔押し部分のデータを分けて準備しなければなりません。

このような点に注意し、ホログラム箔押しを施した印刷物で、商品やブランドをアピールしてみてはいかがでしょうか。

なお、「フジイ印刷」では、活版印刷や箔押し、エンボス加工などの特殊印刷を提供しています。ビジネスに必要な名刺やミシン入り用紙、封筒などの商品を小ロットから製作していますので、お気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

吉田光咲|営業部

大学でファッションデザインを専攻し、卒業後はグラフィックやWEBデザインなど、幅広い分野でデザインの仕事をしてきました。2024年にフジイ印刷に入社し、毎日新しいことを学んでいます。お客様の視点に立って、最適なデザインを提案できる営業を目指しています。

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