アイデア
公開日:2025.8.2
企画力を鍛える7つの方法とは?明日から使える思考術をご紹介!

企画を検討していて「よいアイデアが思いつかない」「企画が通らない」と悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。現代のビジネス環境では、単なる発想力だけでなく、課題を発見し、実現可能な計画に落とし込む企画力が、職種を問わず強く求められています。
本記事では、企画力の定義や、企画力がある人の特徴、具体的なトレーニング方法などを解説します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

- 企画力とは?
- 企画力がある人の特徴5つ
- 1.好奇心と探究心が強い
- 2.トレンドに敏感で情報収集能力が高い
- 3.多様な人との関わりを好む
- 4.物事を多角的に捉える論理的思考力を持つ
- 5.アイデアを形にするアウトプットを習慣にしている
- 企画力がない人に共通する3つの特徴
- 1.情報のインプットに偏りがある
- 2.既存のプロセスに固執している
- 3.目先の現象にだけ対処しようとする
- ビジネスで企画力を鍛える7つの具体的な方法
- 1.常に多角的な視点から情報をインプットする
- 2.課題の本質を捉えるために仮説思考を実践する
- 3.6W2Hのフレームワークで思考を整理する
- 4.競合や成功事例を分析し良い企画の型を学ぶ
- 5.小さなことでもアウトプットの量を増やす
- 6.関連書籍を読んで知識を体系化する
- 7.実践的な研修でスキルを確実に定着させる
- 企画力と合わせて高めたい必須スキル4つ
- 1.論理的思考力 (ロジカルシンキング)
- 2.リサーチ・情報収集能力
- 3.コミュニケーション能力
- 4.プレゼンテーション能力
- 「アイデアがどんどん生まれる!米光一成のむちゃぶりノート」のご紹介
- 企画力 鍛えるでよくある3つの質問
- 質問1.企画力と発想力の違いは何ですか?
- 質問2.未経験からでも企画力が求められる仕事に就けますか?
- 質問3. イベント企画で特に重要なことは何ですか?
- まとめ
企画力とは?
ビジネスシーンで多用される「企画力」は、単に斬新なアイデアを出す力ではありません。課題解決への道筋を設計して、実現可能な計画へ具体化する能力です。
これには現状分析による課題発見、解決策となるアイデアの発想、論理的な説明で周囲を説得して、実行に移すまでの一連のプロセスが含まれます。この能力は、課題を理解して、実現可能な設計図を描く「設計士」ともいわれています。
複数のスキルを統合して、アイデアを具体的な結果へ導く大切なビジネススキルです。「提案力」や「営業力」とは異なり、企画力はそれらの土台となる根源的な構想力を指します。
企画力がある人の特徴5つ
次に、企画力がある人に共通する5つの特徴を解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.好奇心と探究心が強い
企画力のある人は、現状を当たり前だと思わず、常に「なぜこうなっているのか?」という問いを立てる強い好奇心を持っています。物事の背景や本質を深く知ろうとする探究心が、誰も気づかなかった課題の発見や、斬新なアイデアの源泉です。
人との対話においても、相手の話に深く興味を示しており、的を射た質問を投げかけるため、情報を引き出す「聞き上手」でもあります。この姿勢が、多角的な情報収集と深い洞察につながっています。
2.トレンドに敏感で情報収集能力が高い
優れた企画は、良質な情報のインプットから生まれる場合が多いです。これを企画力のある人は理解しており、常に社会のトレンドや新しい技術、市場の動向にアンテナを張っています。
たとえば、新聞やニュースアプリ、SNS、専門書や業界の交流会など、多様な情報源から積極的にインプットを続けています。この豊富な情報量が、アイデアの引き出しを増やし、企画の質と説得力を高める土台となっています。
3.多様な人との関わりを好む
企画力の高い人は、意識的に多様なバックグラウンドを持つ人々と交流して、異なる視点や価値観に触れています。異業種の人との会話は、自分の中の固定観念を打ち破り、新しい発想を得る絶好の機会です。
こうした幅広い人脈は、企画を練り上げるための協力者を見つけられ、アイデアを実現可能なものにする上で大きな力となります。
4.物事を多角的に捉える論理的思考力を持つ
論理的思考力が、アイデアを単なる思いつきで終わらせるか、優れた企画に昇華させるかを分けます。企画力のある人は、物事を1つの側面からだけでなく、多角的に捉え、因果関係を冷静に分析できる点が特徴です。
「なぜ課題が起きているのか(原因分析)」「この施策を打てばどうなるのか(結果予測)」といった筋道を立てて考えます。このため、企画には説得力があり、実現可能性が高いのが特徴です。
5.アイデアを形にするアウトプットを習慣にしている
頭のなかによいアイデアがあっても、それを他者に伝えられなければ価値を生みません。企画力のある人は、思いついたアイデアをメモや企画書、図解といった具体的な形にアウトプットする習慣があります。
このため、アウトプットの過程で思考は整理され、アイデアの曖昧な部分や矛盾点が明確になります。また、フレームワークなどを活用して企画を構造化すれば、他者への伝達が容易です。
これにより、フィードバックを得やすくなるため、企画の質をさらに高めるサイクルが生まれます。
なお、アイデアの出し方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【ビジネス向け】アイデアの出し方11選|アイデア出しをする際のポイントや注意点もご紹介!
企画力がない人に共通する3つの特徴
企画力は、個人の資質の問題ではなく、課題を正しく認識して、適切な方法で対処すれば、誰でも克服できます。ここでは、企画力を発揮する上での障壁となりがちな共通課題について解説します。
1.情報のインプットに偏りがある
優れた企画の土台は、質の高い情報です。しかし、日々の業務に追われ、社内情報や特定のニュースサイトなど決まった情報源にしか触れていないと、思考の幅が狭まり、陳腐なアイデアしか生まれなくなります。
新しい情報や異なる視点に触れる機会が少ないため、世の中の変化や顧客の潜在的なニーズを捉えきれず、的外れな企画を立ててしまいかねません。インプットの量と多様性の欠如は、企画力を低下させる大きな要因です。
2.既存のプロセスに固執している
「これまでずっとこのやり方でやってきた」という思考は、企画力を著しく阻害します。既存のプロセスや常識を疑わずに、受け入れてしまう「現状維持バイアス」に陥ると、改善や革新の機会を見過ごしてしまいます。
企画力とは、現状をよりよくするための変化を設計する能力です。このため、現状を無批判に肯定する姿勢は、課題発見の第一歩を踏み出しにくくなります。
3.目先の現象にだけ対処しようとする
問題が発生した際に、その根本原因を探るのではなく、目先の現象(症状)にだけ対処しようとする思考も、企画力の欠如につながります。たとえば、「売上が落ちたから広告を増やそう」というのは対症療法に過ぎません。
「なぜ売上が落ちたのか?」という本質的な課題を深く掘り下げなければ、効果的な解決策や優れた企画は生まれません。思考が浅いと、時間やコストをかけても課題が解決しないという結果に陥りがちです。
ビジネスで企画力を鍛える7つの具体的な方法
次は、明日からビジネスの現場で、実践ができる企画力を鍛えるための具体的な7つの方法を解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.常に多角的な視点から情報をインプットする
単に情報を集めるだけでなく、多様な視点から情報を取り入れる必要があります。たとえば、普段読まないジャンルの本を読んだり、異なる部署の同僚と積極的にランチに行ったり、異業種のセミナーへ参加するなどの行為があげられます。
このように、意識的に自分のコンフォートゾーンの外にある情報に触れる機会を作りましょう。こうした多様なインプットが、既存の知識と結びつき、新しいアイデアの種となります。
2.課題の本質を捉えるために仮説思考を実践する
目の前の事象にすぐ飛びつくのではなく、「本当の課題は何か」と一歩引いて考える「仮説思考」を習慣にしましょう。たとえば、「若者の利用が少ない」という現象に対して、「プロモーション方法が情報収集スタイルに合っていないのでは?」という仮説を立てます。
そして、仮説が正しいかを調査して、検証してください。このプロセスを繰り返すと、物事の本質を見抜く洞察力が養われ、的を射た企画を立案する能力が向上します。
3.6W2Hのフレームワークで思考を整理する
頭のなかにある漠然としたアイデアを、具体的な企画に落とし込む際に「6W2H」のフレームワークが有効です。これは、以下の8つの要素でアイデアを整理する思考法です。
When(いつ)
Where(どこで)
Who(誰が)
Whom(誰に)
What(何を)
Why(なぜ)
How(どのように)
How much(いくらで)
このフレームワークに沿って考えると、企画の目的や要件が明確になり、抜けや漏れのない、実現可能な計画を立てられます。
4.競合や成功事例を分析し良い企画の型を学ぶ
独創的な企画も、多くは既存の成功パターンの応用から生まれます。自社や他社の成功した企画を分析して、「なぜ企画は成功したのか?」「どのようなターゲットに、どんな価値を提供したのか?」を徹底的に研究しましょう。
成功事例の構造やロジックを理解すれば、よい企画に共通する「型」が見えてきます。この「型」を複数ストックしておくと、いざという時に質の高い企画を素早く生み出す力になります。
5.小さなことでもアウトプットの量を増やす
企画力は、野球の素振りのように、実践を繰り返さないと上達しません。完璧な企画書を1つ作ろうとするよりも、小さなアウトプットを数多くこなすようにしましょう。
会議のアジェンダを企画書風にまとめてみたり、同僚への提案を1枚の資料にしてみたりなど、日々の業務のなかで「企画化」する練習を重ねます。アウトプットの量を増やすと、思考を形にするスピードと精度が格段に向上します。
6.関連書籍を読んで知識を体系化する
日々の実践と並行して、書籍から企画に関する知識を体系的に学ぶ方法も有効です。企画立案のフレームワーク、アイデア発想法、マーケティングの基礎理論など、先人たちが築き上げてきた知見を学ぶと、自分の思考に「幹」ができます。
我流で試行錯誤するだけでなく、理論的な裏付けを持つと、企画の説得力と成功確率を大きく高められます。
7.実践的な研修でスキルを確実に定着させる
効率的かつ確実に企画力を身につけたいのであれば、プロフェッショナルが教える研修に参加する方法が効果的な方法です。研修では、体系的な知識を学べるだけでなく、実践的な演習やグループワークを通じて、学んだことを即座に試す機会が得られます。
講師からの客観的なフィードバックは、自分では気づきにくい弱点を克服して、スキルを「知っている」レベルから「使える」レベルへと引き上げるために欠かせません。
企画力と合わせて高めたい必須スキル4つ
企画力をさらに高め、ビジネスパーソンとしての市場価値を向上させるために、合わせて鍛えるべき必須スキルについて解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.論理的思考力 (ロジカルシンキング)
論理的思考力は、あらゆる企画の土台となる大切なスキルです。課題の根本原因を特定し、情報を整理しながら、解決策までの道筋を組み立てるためには、欠かせない能力です。
どんなに斬新なアイデアも、論理的な裏付けがなければただの空想に終わってしまいます。なぜ、企画が必要なのか、なぜ方法が最適なのかを筋道立てて説明できる力は、企画に説得力と実現可能性を与えます。
2.リサーチ・情報収集能力
企画の質は、根拠となる情報の質に大きく左右されます。市場の動向や競合の戦略、顧客の隠れたニーズなど、企画を立案するために必要な情報を、幅広く、かつ正確に収集・分析する能力が求められます。
インターネット調査だけでなく、顧客へのヒアリングやアンケート、関連データ分析など、多様な方法で一次情報・二次情報を集めましょう。そこから、企画に活かせる示唆を読み解くスキルは、企画の成功確率を飛躍的に高めます。
3.コミュニケーション能力
企画は、顧客の真の課題を引き出すためのヒアリング能力、チームメンバーと円滑に協力して企画を具体化する協働力が欠かせません。さらに、上司や関係部署を巻き込み、協力を得るための調整力など、あらゆる場面で高いコミュニケーション能力が必要です。
自分の考えを正確に伝えるだけでなく、相手の意見を尊重して、合意形成を図る力は、企画をスムーズに推進するための潤滑油となります。
4.プレゼンテーション能力
どんなに優れた企画も、魅力と価値が意思決定者に伝わらなければ、実行には移せません。企画の背景、目的、具体的な内容、期待される効果を、分かりやすく、かつ情熱的に伝えるプレゼンテーション能力は、企画を成功に導くための最終関門ともいえる大切なスキルです。
聞き手の心を動かして、「ぜひやろう」という共感と支持を得る力は、企画力の最終的なアウトプットの質を決定づけます。
なお、表現力を鍛えるおすすめの方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:表現力を鍛えるおすすめの方法は5つ|表現力を鍛えるメリットやよくある質問もご紹介!
「アイデアがどんどん生まれる!米光一成のむちゃぶりノート」のご紹介

「むちゃぶりノート」は、キーワードとシールを組み合わせて出題されるムチャブリに答えて、発想力や表現力を伸ばす企画者やクリエイター育成文具です。ゲーム作家でデジタルハリウッド大学専任教授の米光一成先生による「面白いゲームを作りつづける発想法」が、書き下ろしの解説を通して実践できるよう構成されています。
企画構想や商品開発、デザインやSDGsなどのあらゆる課題学習におすすめです。表現力を鍛えるためのサポートツールとして非常に人気の商品です。⇒むちゃぶりノートのご購入はこちら
企画力 鍛えるでよくある3つの質問
最後に、「企画力 鍛える」というテーマに関して、よくある質問について紹介します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.企画力と発想力の違いは何ですか?
「発想力」は、ゼロから1を生み出すように、新しいアイデアや着想を思いつく力です。これは、企画の出発点となる非常に大切な能力となります。
一方、「企画力」は、生まれたアイデアを、実現可能な計画へと育て上げる、より包括的なスキルです。具体的には、アイデアの実現可能性を検証して、論理的に構造化しながら、具体的な実行計画に落とし込み、関係者を説得するまでの一連のプロセスを含みます。
このため、企画力は発想力を内包しつつ、分析力や論理的思考力、実行力を加えた総合的な能力といえます。
なお、発想力の鍛え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:発想力の鍛え方10選|発想力を鍛えて得られる効果やよくある質問もご紹介!
質問2.未経験からでも企画力が求められる仕事に就けますか?
未経験からでも、企画力が求められる仕事は可能です。マーケティングや営業企画、商品開発などの職種では、ポテンシャルを重視する求人も多く存在します。
実務経験がなくても、企画力の素養があると示す必要があります。たとえば、自己PR文のように、学生時代の経験やアルバイトでの課題解決エピソードなどを通じて、「自ら課題を発見して、解決のために考え、行動した経験」を具体的にアピールしましょう。
好奇心旺盛な姿勢や、積極的に学習する意欲を見せるのも、未経験のハンデを補う方法として効果的です。
質問3. イベント企画で特に重要なことは何ですか?
イベント企画で特に重要なことは、以下のとおりです。
明確な目的とターゲットの設定
「誰に、何を伝えたくて、イベント後にどうなってほしいのか」を徹底的に明確にする。これが曖昧だと、内容がぶれてしまい、誰にも響かないイベントになってしまう
参加者への具体的なベネフィット(便益)の提示
参加者が「イベントに参加すると、こんないいことがある」と明確に理解できるようにする。限定情報の提供や特別な体験、豪華なノベルティなど、ターゲットが魅力を感じる「参加する理由」を分かりやすく伝える
伝えるべきメッセージを一つに絞る
内容を盛り込みすぎると、結局何が言いたいのかが伝わらない。イベント全体を通して伝えたい中心的なメッセージ(軸)を1つに絞り、すべてのコンテンツが軸に沿うように企画を組み立てると、参加者の満足度を高められる
まとめ
本記事では、企画力の定義や、企画力がある人の特徴、具体的なトレーニング方法などを解説しました。
企画力とは、単なるアイデア出しではなく、課題を発見し、実現可能な計画へ具体化する総合的な能力です。この力を持つ人は、旺盛な好奇心と高い情報収集能力、物事を多角的に捉える論理的思考力を有している場合が多いです。
企画力を鍛えるには、意識的に多様な情報に触れ、常に「なぜ」と問う仮説思考を実践する必要があります。「6W2H」などのフレームワークで思考を整理し、成功事例を分析してよい企画の「型」を学ぶ方法も効果的です。
「アイデアがどんどん生まれる!米光一成のむちゃぶりノート」は、キーワードとシールを組み合わせて出題されるムチャブリに答えて、発想力や表現力を伸ばすクリエイター育成文具です。
ゲーム作家の米光一成による「面白いゲームを作りつづける発想法」が実践できるよう構成されており、企画力を鍛えるためのサポートツールとして人気の商品です。
この記事の監修者
吉田光咲|営業部
大学でファッションデザインを専攻し、卒業後はグラフィックやWEBデザインなど、幅広い分野でデザインの仕事をしてきました。2024年にフジイ印刷に入社し、毎日新しいことを学んでいます。お客様の視点に立って、最適なデザインを提案できる営業を目指しています。
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