アイデア
公開日:2025.5.19
【ビジネス向け】アイデアの出し方11選|アイデア出しをする際のポイントや注意点もご紹介!

新しい企画や商品開発、業務改善など、ビジネスにおいて「アイデア出し」は欠かせない工程です。しかし、「何も浮かばない」「同じ発想ばかりになる」と悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。アイデアは、正しい手法と環境があれば誰でも生み出せます。
本記事では、ビジネス向けのアイデアの出し方やポイント、注意点をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

アイデアとは?
アイデアとは、ゼロから突然生まれるものではなく、すでに存在する情報や経験、知識などを新しい視点で組み合わせて生まれるものです。画期的な発想に見えるものでも、実際には既存の要素を再構成した結果である場合が多く、特別な才能がなくても工夫次第で誰でも生み出せます。
また、問題解決や改善の場面でも、過去の事例や身近な知識を活用すれば、新しい価値を創造するアイデアを思いつきます。
アイデアが生まれるプロセス
新しい発想を得るためには、段階的なアプローチが有効です。主なプロセスは、以下のとおりです。
情報を集める
自分の関心や専門性を含めた幅広い分野から情報を集める
集めた情報を整理する
集めた情報を細かく分析して、組み合わせる
時間を置く
情報を整理したあとは、思考を一度手放す
ひらめきを得る
想像力に刺激を与える環境でリラックスした状態から無意識の発想を促すと、独自のひらめきが生まれる
アイデアの検証、具現化
得られたアイデアは、実現可能か検証し、他者と共有しながら構想を明確にしていくと、具体的な形へと発展する
【1人向け】アイデアの出し方7選
次は1人向けのアイデアの出し方について紹介します。
マンダラート
なぜなぜ分析
希望点列挙法・欠点列挙法
逆張り思考法
エクスカーション法
NM法
オズボーンのチェックリスト
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.マンダラート
マンダラートは、中心に設定したテーマをもとに、周囲のマスに関連する言葉を記入していき、発想を広げる思考支援ツールです。9マスの構造を活用して、連想を重ねていくと、初期の着想から新たな視点や展開を導き出せます。
さらに、周囲の言葉を起点に別のマンダラートを作成していけば、より具体的かつ多角的なアイデア展開が可能になり、全体で81個の発想を生み出せる点が特徴です。
2.なぜなぜ分析
なぜなぜ分析は、物事の本質を見極めるために有効な問いかけの技法です。表面に現れた問題に対して「なぜ?」と繰り返し問いかけて、初期の原因だけでなく、その背景にある真因を明らかにします。
この手法は、トヨタ自動車の元副社長によって体系化され、製造現場をはじめ幅広い業種で問題解決や改善活動に用いられています。問題の再発を防ぎ、実効性のある対策を導くためには、分析の手順と目的をしっかり理解しておかなければなりません。
3.希望点列挙法・欠点列挙法
希望点列挙法と欠点列挙法は、発想の方向性こそ異なるものの、どちらも多くの意見を出すことを重視するアイデア創出の手法です。希望点列挙法は「もっとよくするにはどうするか」を出発点にして、改善の可能性に焦点を当てます。
一方で欠点列挙法は、見過ごされがちな不満や欠陥に目を向け、そこから新たな改善策を見いだします。どちらの方法でも、列挙された内容をもとに現実的で実行可能なものを選び出して、実用的なアイデアへと発展させることが大切です。
4.逆張り思考法
逆張り思考法は、普段当然と思っている考え方や行動に対して、あえて真逆の選択肢を考えることで新たな視点を得る発想法です。日常の「当たり前」を意識的に疑い、それを反転させて、型にはまらない自由なアイデアを引き出せます。
たとえば、「忙しい人には時短商品が必要」という前提を逆手にとって「手間をかけるからこそ価値がある」と考えてみると、従来にはなかった発想が生まれる場合もあります。行き詰まったときの突破口として有効な方法です。
5.エクスカーション法
エクスカーション法は、発想の幅を広げるために異なる視点を強制的に取り入れる発想技法です。特定のテーマに対して、まったく関連性のないモノや概念の特徴を掛け合わせて、固定観念にとらわれない斬新な組み合わせが生まれます。
実用性は後回しにして、とにかく数多くのアイデアをスピーディーに出すのがポイントです。たとえば、「図書館」と「新しいカフェ」を組み合わせてみると、「静寂重視のカフェ」といった独自性の高い案が導き出せます。
6.NM法
NM法は、異なる分野や物事の共通点に着目して、新しいアイデアを導くための発想法です。この方法は、あるテーマに対して類似した特徴を持つ別の事象を探して、その構造や仕組みから着想を得て展開していくのが特徴です。
自然や生活のなかにある仕組みをヒントに応用すれば、実用性と独創性を兼ね備えたアイデアが生まれる場合もあります。たとえば、生物の機能を工業製品に応用する「生物模倣技術」は、NM法の応用例のひとつといえます。
7.オズボーンのチェックリスト
アイデアの創出に行き詰まったとき、有効な手助けとなるのが「オズボーンのチェックリスト」です。これはアレックス・オズボーン氏がまとめた9つの視点で構成され、転用・応用・変更・拡大・縮小・代用・置換・逆転・結合といった多角的な問いかけを通じて、新たな発想を促す手法です。
たとえば、使われなくなった素材をほかの製品に生かす、形状や役割を入れ替えてみるなど、1つのテーマに複数の視点を当てると、独創的な着想を得られます。
【複数人向け】アイデアの出し方4選
次は、複数人向けのアイデアの出し方について紹介します。
ブレインストーミング
シックスハット法
KJ法
アイデアしりとり
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.ブレインストーミング
ブレインストーミングは、複数人で自由に意見を出し合い、多様なアイデアの創出を目的とした手法です。1950年頃にアメリカで考案され、現在では企業や教育現場でも広く活用されています。
この方法は、発言の自由を尊重して、他人の意見を否定しないのが大切です。批判を排除すると参加者の発想が活性化して、意外性のある案や新たな視点が生まれやすくなります。初期段階でのアイデア収集や課題整理において、非常に効果的な手法であるといえます。
2.シックスハット法
シックスハット法は、6つの異なる視点を役割として割り当て、議論を多角的に深めていく発想手法です。それぞれの視点は、事実を重視するもの、感情を出すもの、リスクに注目するもの、楽観的に捉えるもの、創造的に展開するもの、全体を整理するものに分かれています。
通常の会議では偏りがちな意見も、この方法ではバランスよく扱えるため、思わぬ切り口からのアイデアが生まれやすくなります。役割を演じて、思考の幅を自然と広げるのが特徴です。
3.KJ法
KJ法は、バラバラに浮かんだアイデアを視覚的に整理して、構造化するための手法です。思いついた内容を1枚ずつカードや付箋に書き出して、それらを似たもの同士でまとめたり、配置を工夫したりすると、情報の関連性や全体像が見えやすくなります。
個人でも実施可能ですが、多人数で行えばより多様な視点が加わり、発想の幅が広がりやすいです。ブレインストーミングで得られた情報の整理に用いると、非常に効果的な結果が期待できます。
4.アイデアしりとり
アイデアしりとりは、しりとりのルールを応用してテーマに沿ったアイデアを連想的に広げていく発想法です。参加者は与えられたテーマに関連する言葉だけを使って順番にしりとりを行い、言葉をつなげながら自由な発想を促進します。
ゲーム性があるため集中力が高まりやすく、楽しみながら行えるのが特徴です。他者と競い合う要素もあるため、ユニークな言葉を生み出そうとする意欲が刺激され、通常のアイデア出しよりも発想が豊かになります。
アイデア出しをする際のポイントや注意点
アイデア出しをする際のポイントや注意点は、以下のとおりです。
自由に発言できる雰囲気を整える
発言のしやすさは、創造的な意見の引き出しに直結するため、若手やマイノリティなど発言力が弱い層からのアイデアも尊重することが大切になる
他人の考えを否定せず、最後まで聞く姿勢
発言しやすい環境づくりには、否定しない、遮らないような姿勢を心がけなくてはならない
多くのアイデアを出す
最初からアイデアの良し悪しを判断せず、数を出すことに集中すると、後の選別がしやすくなる
ツールを活用する
オンラインツールを併用すれば、場所や時間にとらわれず多様な意見を集められるため、柔軟な発想につながる
「アイデアがどんどん生まれる!米光一成のむちゃぶりノート」のご紹介

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アイデアの出し方でよくある3つの質問
最後に、アイデアの出し方でよくある質問について紹介します。
質問1.アイデア出しは才能なの?
質問2.仕事におけるアイデア出しの重要性は?
質問3.ひらめきとアイデアの違いは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.アイデア出しは才能なの?
ひらめきだけがアイデアの源だと思われがちですが、実際には再現性のあるスキルが大切な役割を果たしています。優れたアイデアを生むには、ただ思いつくだけでなく、考えを整理して、的確に他者に伝えるスキルが欠かせません。
創造的な職業に就く人たちは、このプロセスを日々の訓練で磨いており、それが成果に直結しています。このため、アイデアは才能だけでなく、習得可能なスキルの積み重ねによって育てられます。
なお、発想力の鍛え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:発想力の鍛え方10選|発想力を鍛えて得られる効果やよくある質問もご紹介!
質問2.仕事におけるアイデア出しの重要性は?
仕事におけるアイデア出しは、組織の革新と成長を支える大切な要素となります。新規事業や商品開発においては、市場動向や自社の強みを踏まえた独自の発想が不可欠です。
また、業務効率化や生産性の向上を目指す際にも、既存の方法を見直して、新たな手法を生み出すアイデアがポイントになります。さらに、日常的にアイデアを考えて実行する経験は、問題解決力や主体性を養う機会にもなり、それぞれ社員の成長とチーム全体の底上げにつながります。
質問3.ひらめきとアイデアの違いは?
「ひらめき」や「思いつき」は、突然訪れる直感的な発想を指しており、偶然の産物として現れます。一方で「アイデア」は、それらの発想を他者に理解できるように整理・構築した結果として生まれるものです。
このため、ひらめきはアイデアの原石に過ぎず、それを磨いて論理性を持たせ、実用性や伝達性を備えた段階ではじめて「アイデア」として成立します。偶然を出発点にしても、継続的な思考と工夫によって価値ある提案へと変化します。
まとめ
本記事では、ビジネス向けのアイデアの出し方やポイント、注意点をご紹介しました。
アイデアとは、ゼロから突然生まれるものではなく、すでに存在する情報や経験、知識などを新しい視点で組み合わせて生まれるものです。画期的な発想に見えるものでも、実際には既存の要素を再構成した結果である場合が多くあります。
プロセスとしては、情報収集からはじまり、一度思考を手放して、想像力に刺激を与える環境でリラックスした状態から無意識の発想を促すと、独自のひらめきが生まれやすくなります。
また、1人で取り組む際には、マンダラートやなぜなぜ分析、逆張り思考法などが効果的です。一方で、複数人で行う場合は、ブレインストーミングやシックスハット法などの参加型手法がおすすめです。
環境や目的に応じて、適した手法を選ぶようにしてください。さらに、ツールを活用してアイデア出しを実践するのもおすすめです。
「アイデアがどんどん生まれる!米光一成のむちゃぶりノート」は、キーワードとシールを組み合わせて出題されるムチャブリに答えて、発想力や表現力を伸ばすクリエイター育成文具です。
ゲーム作家の米光一成による「面白いゲームを作りつづける発想法」が実践できるよう構成されており、創造力を刺激するためのサポートツールとして人気の商品です。

この記事の監修者
吉田光咲|営業部
大学でファッションデザインを専攻し、卒業後はグラフィックやWEBデザインなど、幅広い分野でデザインの仕事をしてきました。2024年にフジイ印刷に入社し、毎日新しいことを学んでいます。お客様の視点に立って、最適なデザインを提案できる営業を目指しています。
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