バックオフィス効率化
公開日:2026.2.17
封入作業が1/3に!糊付け不要の「口糊(くちのり)封筒」導入ガイド|テープのり・アドヘアの選び方とコスト削減の裏技

請求書やDMの封入作業時間を短縮する「口糊(くちのり)封筒」。テープのり、アドヘアなどの種類の違いや選び方を解説。さらに、オンデマンドでは作れない糊付き封筒を、高画質な「シルバーマスター」で安く作るプロの裏技も公開します。
- 毎月の「封入作業」に時間を奪われていませんか?
- 1. 封入時間を短縮する「口糊(くちのり)」とは?
- 手作業の糊付けが引き起こす「見えないコスト」
- 2. 代表的な3つの口糊加工と選び方
- 2-1. 【最強の時短】テープのり(両面テープ、テープスチック、スラット、ファインタック、エルコン、ワンタッチテープ)
- 2-2. 【大量発送に】アドヘア(ゴム糊、スチック、ピタット、タック)
- 2-3. 【長期保管に】グラシンテープ(クイック、ハイシール、グット、テープタック、ワンタッチ、ホットメルト)
- 3. 「小ロット×口糊」の落とし穴と解決策
- 3-1. なぜオンデマンド印刷は「糊付き」が苦手なのか?
- 3-2. フジイ印刷の解答:「シルバーマスター」という選択肢
- 4. 既製品への「刷り込み」でコストダウン
- プロの技術:シワなし・汚れなし
- 5. まとめ:最適な封筒選びで、仕事をもっと楽に
毎月の「封入作業」に時間を奪われていませんか?
月末の請求書発行や、急なダイレクトメール(DM)の発送業務。「封筒に書類を入れて、糊付けして、封をする」という単純作業に、意外なほど時間を取られていませんか?
「もっと早く帰りたいのに、封入作業が終わらない」
「水糊で封筒がシワシワになってしまった」
「アラビックヤマトやスティック糊の消費量が半端ない」
そんな総務・経理担当者様の悩みを解決するのが、あらかじめ封筒に糊加工が施された「口糊(くちのり)封筒」です。
しかし、いざ注文しようとすると「テープのり」「アドヘア」「ワンタッチ」など種類が多く、どれを選べばいいか迷ってしまうことも。また、小ロットで注文しようとして「オンデマンド印刷では対応できない」と断られた経験はないでしょうか?
この記事では、創業75年の印刷会社であるフジイ印刷が、業務効率を劇的に改善する口糊の種類と選び方、そして「小ロットでも安く・綺麗に」作るためのプロの裏技(シルバーマスター活用法)を徹底解説します。
1. 封入時間を短縮する「口糊(くちのり)」とは?
「口糊(くちのり)」とは、封筒のフタ(フラップ)部分や胴体部分に、あらかじめ糊やテープ加工を施した封筒のことです。
都度、糊や水を用意する必要がなく、剥離紙をはがすだけ、あるいは押さえるだけで封ができるため、封入作業のスピードが格段に上がります。
手作業の糊付けが引き起こす「見えないコスト」
一見、普通の封筒(糊なし)の方が安く見えますが、作業にかかる人件費を計算すると、実は割高になっているケースが多々あります。

時間コスト: 1通あたり10秒の短縮でも、1,000通なら約3時間の削減になります。
品質リスク: 水糊のつけすぎで封筒が波打ったり、他の封筒とくっついたりするトラブルを防げます。
従業員満足度: 単純作業の負担を減らすことは、働きやすい環境づくり(全従業員の幸福)に直結します。
2. 代表的な3つの口糊加工と選び方
用途や保管期間によって、最適な糊の種類は異なります。ここでは代表的な3つのタイプを比較します。
2-1. 【最強の時短】テープのり(両面テープ、テープスチック、スラット、ファインタック、エルコン、ワンタッチテープ)
フタ部分に両面テープがついており、剥離紙(はくりし)をはがして接着するタイプです。

メリット: 接着力が強く、剥離紙をはがすだけなので手が汚れません。見栄えも良いため、請求書や契約書など重要書類に最適です。
デメリット: 剥離紙のゴミが出ます。
おすすめ: とにかく作業効率と仕上がりの美しさを優先したい場合。
2-2. 【大量発送に】アドヘア(ゴム糊、スチック、ピタット、タック)
フタと胴体の両方にゴム系の糊が塗布されており、重ねて指で押さえるだけで接着します。

メリット: 剥離紙のゴミが出ず、ワンアクションで封ができます。コストも比較的安価です。
デメリット: 糊の有効期限(半年〜1年程度)があり、長期保管には向きません。湿気でくっついてしまうリスクもあります。
おすすめ: 短期間で使い切るDMの大量発送や、ゴミを出したくない場合。
2-3. 【長期保管に】グラシンテープ(クイック、ハイシール、グット、テープタック、ワンタッチ、ホットメルト)
フタ部分の糊をグラシン紙(薄い紙)で保護しているタイプです。

メリット: 乾燥や湿気に強く、長期保管しても粘着力が落ちにくいです。
デメリット: テープのりタイプに比べると、少し昔ながらの仕様という印象があります。
おすすめ: 年間分をまとめて発注し、少しずつ使用する場合。
3. 「小ロット×口糊」の落とし穴と解決策
「100枚だけテープ付き封筒を作りたい」と考えた時、多くのネット印刷通販で断られたり、高額になったりすることがあります。その原因は印刷方式にあります。
3-1. なぜオンデマンド印刷は「糊付き」が苦手なのか?
小ロット印刷の主流である「オンデマンド印刷(レーザープリンター)」は、トナーを定着させるために約200℃の熱を加えます。
この高熱によって、口糊や窓のフィルムが溶けてしまい、機械の中で詰まるトラブルが発生します。そのため、多くの印刷会社では「オンデマンドでの口糊封筒印刷は不可」としているのです。

3-2. フジイ印刷の解答:「シルバーマスター」という選択肢
そこで私たちが提案するのが、「シルバーマスター(写真製版)」を使った軽オフセット印刷です。
熱を使わない: オフセット印刷なので熱を使わず、糊や窓が溶ける心配がありません。
版代が安い: 写真製版技術を使うため、通常のCTP版(アルミ版)よりも安価に版が作れます。
圧倒的な高解像度: ここが重要です。一般的な軽オフセット(紙版)は文字が太ったり滲んだりしがちですが、当社のシルバーマスターは解像度が高く、細い文字やロゴもくっきりと美しく再現できます。
つまり、「オンデマンドの小ロット対応力」と「オフセットの高品質・安全性」をいいとこ取りした、賢い企業の裏技なのです。

4. 既製品への「刷り込み」でコストダウン
完全オーダーメイド(別注)ではなく、メーカーが大量生産している「既製封筒」に社名だけを印刷する「刷り込み」も、コスト削減の有効な手段です。
プロの技術:シワなし・汚れなし
既製封筒はすでに袋状になっているため、印刷時に段差ができ、シワや汚れが発生しやすいという難点があります。
フジイ印刷では、熟練のオペレーターが紙の厚みや糊の位置に合わせて、給紙圧や「爪マージン(8mm)」を微調整。既製品への刷り込みでも、まるで一枚の紙から作ったかのような美しい仕上がりを実現します。
5. まとめ:最適な封筒選びで、仕事をもっと楽に
たかが封筒、されど封筒。「口糊」ひとつで、毎月の作業時間は劇的に変わります。
時短・品質重視なら:テープのり(スラット)
大量発送・コスパ重視なら:アドヘア(密着)
小ロットで安く・綺麗に作るなら:シルバーマスター指定での作成
「今の封筒、使いにくいな」と感じたら、ぜひ一度フジイ印刷にご相談ください。
現在の封筒をお送りいただければ、同じ仕様で、よりコストパフォーマンスの高いプランをご提案させていただきます。

この記事の監修者
藤井 聡|代表取締役
業務印刷の未来を探求し、中小製造業向けのALL IN ONEクラウドERPやAIO向けLP制作ツールをリリース。2019年に社内の事務職ゼロを達成し、クラウド実践大賞岡山大会で発表。京セラの稲盛和夫氏とゲーム作家の米光一成氏の考え方を取り入れた会社の仕組みづくりを推進中。
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