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公開日:2025.2.17
日本語名刺と英語名刺の表記順の違いとは?英語で表記するときの名刺の書き方をご紹介!

英語表記の名刺は、日本語表記とレイアウトが異なります。適切な表記順で作成しなければ、相手に誤った情報を伝えてしまいかねないため、正しいレイアウトを理解しておかなければなりません。
本記事では、日本語名刺と英語名刺の表記順の違いや英語で表記するときの名刺の書き方をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

日本語名刺と英語名刺の表記順の違いとは?
まず、日本語名刺と英語名刺の表記順の違いについて解説します。
日本語名刺の表記順
英語名刺の表記順
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
日本語名刺の表記順
日本語表記の名刺の情報は、一般的に階層的な構造にもとづいて整理されます。たとえば、会社名や部署名、役職名、氏名は、組織の大きい区分から小さい区分の順に記載されるのが一般的です。
また、住所の記載についても同様に、郵便番号を始点として、都道府県や市区町村、丁目・番地・号、建物名や部屋番号、階数などの順で記載します。このような形式により、情報が視覚的にも論理的にも理解しやすく整理され、受け取った側が効率的に必要なデータを確認できるようになります。
英語名刺の表記順
英語表記の名刺では、日本語表記とは逆の構造が採用されています。具体的には、「氏名」を最初に配置し、その後に「役職名」「部署名」「会社名」という順番で記載します。
住所においても同様で、「建物名・部屋番号・階数」など詳細な情報を先に記載して、「丁目・番地・号」「市区町村」「都道府県」「郵便番号」、最後に「国名」の順で記載します。このような形式なのは、欧米における個人を重視する価値観が反映されているためです。

英語で表記するときの名刺の書き方
次に、英語で表記するときの名刺の書き方について解説します。
会社名
氏名
役職・肩書き
部署
住所
電話番号
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
会社名
英語で会社名を表記する際には、「米国式」と「英国式」の2つのスタイルが用いられるのが一般的です。会社名の後に続く形態の略称には、それぞれ特定の意味が込められています。
米国式では、「Corp.」(Corporationの略)が正式な法人団体を示し、「Inc.」(Incorporatedの略)は法的手続きが済んで現在成長中の法人を意味します。一方、英国式では、「Co., Ltd.」(Company Limitedの略)が有限責任会社で、「Ltd.」(Limitedの略)と簡略形で表すのが特徴です。
さらに、「PLC.」(Public Limited Companyの略)は株式公開企業を示します。これらの表記法は、企業の性質や法的地位を明確に伝えるための大切な要素となっています。
氏名
名刺に氏名を英語で記載する場合、基本的には「ヘボン式ローマ字」が使用されます。この表記法は、し(SHI)やつ(TSU)のように特定の音を正確に英語で表現する方法として広く採用されています。
パスポートでのローマ字表記もヘボン式が標準とされているため、名刺でも統一性を持たせるために同じ方式が使われているのが一般的です。また、氏名の順序については「姓→名」と「名→姓」の両方が存在しますが、2019年以降、政府は「姓→名」の順で表記する方針を示しました。
この方針は、文化や言語の多様性を尊重する姿勢が背景にあり、将来的には「姓→名」の表記がさらに普及する可能性があります。
役職・肩書き
日本で多くの役職や肩書名が存在するように、欧米でもさまざまな役職名が用いられています。代表的な英語表記として、以下があげられます。
最高経営責任者:CEO(Chief Executive Officer)
会長:Chairman
社長:President
副社長:Vice President
代表取締役:Representative Director
取締役:Director
部長:General Manager
課長:Manager
主任:Assistant Manager
支店長:Branch Manager
同じ役職に対して複数の英語表記が考えられる場合もあるため、その役職が持つ具体的な職務内容や責任を考慮し、適切な単語を選びましょう。
部署
企業内の部署名を英語で表記する際には、以下のような例が一般的に使用されます。
営業部:Sales Department
企画部:Planning Department
広報部:Public Relations Department
総務部:General Affairs Department
法務部:Legal Department
経理部:Accounting & Finance Department
人事部:Personnel Department
技術部:Engineering Department
本社:Head Office
支社:Branch Office
営業所:Sales Office
代理店:Agency
直営店:Factory Direct Store
企業によって部署の役割や名称が異なる場合もあるため、元の日本語表記に沿った英語表現を選びましょう。
住所
名刺に住所を英語で記載する際は、日本語の表記とは異なる順序に注意が必要です。狭い範囲から広い範囲、最後に国名を記載する形式が一般的で、具体的には以下のとおりです。
建物名
ビル名は、「~Bldg」と略称を使用する。省略する場合は、「.(ピリオド)」を活用する
部屋番号
「123号室」の場合、「#123」のように記載する
丁目・番地
「1丁目2-3」の場合、「1-2-3」として表記する
市:~shi、~City
区:~ku
町:~machi、~cho、~town
村:~mura、~son、~village
市区町村は、ローマ字表記で「‐(ハイフン)」や「,(カンマ)」を使用して区切りましょう。
都道府県名
「Prefecture」や「Pref.」を追記できるが、省略しても問題ない
郵便番号
日本では「〒」を使用するが、英語表記では活用しない
国名
国名や都道府県、市区郡町村、建物名などの頭文字は大文字で表記するため、注意が必要です。以下は、日本語表記から英語表記にする例です。
日本語表記
〒123-4567 東京都新宿区名刺町1-1-1 名刺ビル101号室
英語表記
MeishiBldg.#101,1-1-1,Meishimachi,Shinjuku-ku,Tokyo,123-4567,Japan
電話番号
名刺に電話番号を英語で記載する際には、電話番号の種類に応じた適切な表記を選びましょう。具体的には、以下のとおりです。
フリーダイヤル
「Toll Free」や「Freecall」と記載する。たとえば、「Toll Free: 0120-111-2222」と表記する
固定電話や携帯番号
国際電話を想定して「国番号(+81)」を先頭に付け、国内番号の最初の「0」を省略する。たとえば、「092-123-4567」は「+81-92-123-4567」、「080-1234-5678」は「+81-80-1234-5678」と記載する
FAX番号
「FAX」または「Facsimile」を使用する
内線番号
「Ext.」や「Ex.」を用いて、「Ext.1234」と表記する

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英語 表記 名刺でよくある3つの質問
次に、英語 表記 名刺でよくある質問について紹介します。
質問1.名刺の肩書きの表記に関する注意点は?
質問2.海外での名刺交換のマナーは?
質問3.日本と海外の名刺サイズの違いは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.名刺の肩書きの表記に関する注意点は?
名刺に肩書きを記載する際は、相手にわかりやすく伝える工夫が大切です。肩書きが複数ある場合、すべてを一列に羅列すると情報が煩雑になり、相手が役割や立場を把握しにくくなります。
このような場合、主要な肩書きを目立たせて記載するか、1行ごとに肩書きを分けて整理しましょう。また、肩書きが長い場合は適切な略語を活用しつつ、内容が伝わる表現を選ぶのが大切です。
名刺は自己紹介の一環としての役割を果たすため、配慮の行き届いた肩書きの記載は、相手によい印象を与えるだけでなく、コミュニケーションをスムーズにする助けとなります。
質問2.海外での名刺交換のマナーは?
日本の名刺交換は、名刺入れから丁寧に取り出し、相手が読みやすいように向きを工夫して渡すなど、細かなマナーが重視されます。一方で、海外では名刺交換に対する文化的なこだわりが少なく、名刺を受け取った後すぐにポケットやカバンにしまうのが一般的です。
また、日本では初対面の挨拶の一環として名刺交換が欠かせないのに対して、海外では握手や自己紹介が主流で、名刺交換が行われない場合もあります。さらに、海外では名刺は「連絡先を記したシンプルなツール」として扱われるため、形式的なルールよりも実用性が重視される傾向にあります。
このように、名刺交換の習慣は国や文化によって大きく異なる点を理解しておきましょう。
質問3.日本と海外の名刺サイズの違いは?
欧米では名刺の標準サイズは日本よりやや小さく、3.5インチ×2インチ(51×89mm)が一般的です。欧米で名刺は、必要な場面で連絡先を伝えるためのツールとして使用されており、日本のように必ず交換するものではありませんでした。
一方、日本では戦前から戦後にかけて、ビジネスマナーの一環として名刺交換が根付いていき、高度経済成長期を通じて独自の名刺文化が形成されました。
その後、日本的なビジネス慣習が国際的に知られるようになり、名刺交換という文化が海外にも浸透し、今では多くの国でビジネスの基本的な要素として広まっています。こうした背景から、日本と海外では名刺に対する文化的な意識や使われ方に違いが見られます。

まとめ
本記事では、日本語名刺と英語名刺の表記順の違いや英語で表記するときの名刺の書き方をご紹介しました。
日本語表記の名刺は、会社名や部署名、役職名、氏名は、組織の大きい区分から小さい区分の順に記載されるのが一般的です。一方、英語名刺の表記順は、「氏名」を最初に配置し、その後に「役職名」「部署名」「会社名」という順番で記載します。
住所においても、「建物名・部屋番号・階数」など詳細な情報を先に記載して、「丁目・番地・号」「市区町村」「都道府県」「郵便番号」、最後に「国名」の順になります。
英語で会社名を表記する際には、「米国式」と「英国式」の2つのスタイルが用いられる場合が多いです。さらに、名刺に氏名を英語で記載する場合、基本的には「ヘボン式ローマ字」で、「姓→名」の順で表記しましょう。
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この記事の監修者
吉田光咲|営業部
大学でファッションデザインを専攻し、卒業後はグラフィックやWEBデザインなど、幅広い分野でデザインの仕事をしてきました。2024年にフジイ印刷に入社し、毎日新しいことを学んでいます。お客様の視点に立って、最適なデザインを提案できる営業を目指しています。
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