特殊印刷

公開日:2026.5.25

【制作実績】空押し下げ札 

ふかふかな紙に凹凸の陰影で魅せる、空押し下げ札 

お客様からアパレル商品などに添える下げ札(タグ)のご注文をいただきました。今回は当社の制作実績として、素材の質感と加工の相性を活かした下げ札の仕様をご紹介します。

今回の下げ札の3つの特徴

1. やわらかくて厚みのある紙「特Aクッション 0.8mm」

ベースとなる紙には、コースターなどにも用いられる「特Aクッション」を使用しました。「0.8mm」というしっかりとした厚みがありながら、空気を含んだような柔らかい手触りと、あたたかみのある風合いが特徴です。

2. インクを使わず陰影で表現する「空押し(からおし)」

インクや箔を一切使わず、金属の版を強い圧力で紙に押し付けることで、デザインをへこませる「空押し加工」を施しました。弾力のある特Aクッション紙との相性は抜群で、くっきりと深い凹みが生まれ、光の当たり具合によってさりげなく上品な陰影が浮かび上がります。

3. 優しい印象をプラスする「角丸加工(3R)と穴開け加工」

四隅の角を丸く切り落とす「角丸加工(半径3mmの3R)」を施すことで、特Aクッションのやわらかい雰囲気とマッチした優しい仕上がりになりました。また、紐を通すための「3mm穴開け加工」も行い、商品にすぐ取り付けられる実用性もしっかりと備えています。

綺麗に仕上げるための現場の調整

厚みと弾力のある用紙に美しく均一な空押しを施す工程は、ただ機械でプレスすれば良いというものではありません。デザインの面積や細かさ、その日の紙の状態に合わせて、現場のスタッフが押し込む圧力を細かく調整し、最も美しく凹凸が出るように仕上げています。

これから空押し下げ札を制作される方へ(データ作成の注意点)

空押し加工を用いたデザインを作成する際は、次の点にご注意いただくと綺麗に仕上がります。

  • 線の太さは「0.5mm以上」を推奨:空押しは色を使わず凹凸だけでデザインを表現するため、線が細すぎると凹みが浅くなり、デザインがぼやけて見えにくくなってしまいます。しっかりとした美しい陰影を出すためには、一番細い線でも「0.5mm以上」で作成していただくのが綺麗に仕上げるコツです。

色を一切使わないシンプルな仕様だからこそ、用紙の厚みや手触り、陰影の美しさが際立つ下げ札となりました。こだわりの下げ札・タグ制作をご検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。

仕様

商品:下げ札

サイズ:35×85mm

用紙:特Aクッション 0.8mm

印刷・加工:空押し加工/3mm穴開け加工/角丸加工(3R)

Client:株式会社アライズさま

この記事の監修者

吉田光咲|営業部

大学でファッションデザインを専攻し、卒業後はグラフィックやWEBデザインなど、幅広い分野でデザインの仕事をしてきました。2024年にフジイ印刷に入社し、毎日新しいことを学んでいます。お客様の視点に立って、最適なデザインを提案できる営業を目指しています。

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