お知らせ・採用
公開日:2026.2.1
【採用コラム】「会社員」と「自由」は、トレードオフじゃない。 瀬戸内の老舗印刷会社が、副業・複業世代に「時間的主権」を渡す理由。

「安定した給与は欲しいが、時間は拘束されたくない」。そんな副業・複業世代のために、フジイ印刷が導入した「カスタム・タイムシフト制度」とは?徹底的なDXで事務作業をゼロにし、配送職でありながらフレックスな働き方を実現した背景と、そこに込めた「全従業員の幸福」への想いを公開します。
■ 序章:「9時から17時」という呪縛からの解放
「安定した収入は欲しい。でも、自分の時間は切り売りしたくない」
「本業以外にもやりたいことがある。でも、アルバイトでは生活が不安定だ」
現代を生きる多くのビジネスパーソン、特にフリーランスや副業を持つクリエイター、あるいは農業や地域活動と両立したいと願う人々が抱えるジレンマです。
「正社員=時間の拘束」という古い常識は、私たちの人生の選択肢を狭めてきました。
しかし、もし「会社員としての安定」と「フリーランスのような時間の自由」が両立できる場所があるとしたらどうでしょうか?
ITベンチャーの話ではありません。創業70年を超える、岡山県瀬戸内市の「印刷会社」の話です。
私たちフジイ印刷株式会社は今、製造・物流の現場において革命的とも言える「カスタム・タイムシフト制度」を導入しました。
これは、会社の定時(8:20〜17:10)の間で、働く時間を自分でデザインできる仕組みです。
なぜ、私たちはここまでして「自由」にこだわるのか。
その背景には、徹底的なDX(デジタルトランスフォーメーション)と、人間らしい働き方への渇望がありました。

■ 制度の全貌:あなたの生活に合わせて「時間をズラす」
今回募集する「地域クリエイティブ・サポーター(配送営業&制作補助)」には、画一的な定時がありません。
基本となる就業枠は8:20から17:10ですが、この中で「最大2時間分の時短(実働6時間程度〜)」と「始業・終業時間のシフト」が認められています。
これがどういうことか、具体的なシミュレーションを見てみましょう。
【ケース1:朝型クリエイターのAさん】
シフト:8:20 〜 15:20
ライフスタイル:
Aさんは、夕方以降を自分の創作活動(イラスト制作)に充てたいと考えています。
朝は工場の稼働に合わせて8:20に出社。ルート配送で体を動かし、リフレッシュしながら安定収入を得ます。そして15:20には退社。
まだ日の高いうちに帰宅し、カフェでコーヒーを飲みながら、個人のクライアントワークに没頭します。会社でのインプットが、個人のクリエイティブにも良い刺激を与えています。
【ケース2:パラレルワーカーのBさん】
シフト:10:10 〜 17:10
ライフスタイル:
Bさんは、実家の農業を手伝いながら働いています。
朝一番は畑の様子を見たり、出荷作業をしたりする必要があります。そのため、出社はゆっくり目の10:10。
遅く出社した分、夕方までしっかり働き、チームの夕礼に参加して業務を終えます。繁忙期には時間を調整し、農繁期と会社業務のバランスを柔軟に取っています。
【ケース3:スキルアップ重視のCさん】
シフト:9:00 〜 16:00
ライフスタイル:
Cさんは、WebデザインやAIスキルの習得を目指しています。
朝は子供を送り出してから出社。配送業務をこなし、帰社後は社内の「AI研修」で最新技術を学びます。
16時には退社し、子供のお迎えへ。家事の合間に、会社で学んだ生成AI(Gemini)を使って副業のブログ記事を書くこともあります。
このように、フジイ印刷では「会社に合わせて生活する」のではなく、「生活に合わせて会社を利用する」ことが可能です。

■ なぜ実現できたのか? 「事務員ゼロ」の衝撃
配送や製造の現場を知る人ほど、こう疑問に思うでしょう。
「そんな勝手な時間に出退勤して、業務は回るのか?」と。
「受注処理はどうする? 翌日の積み込みは? 顧客情報の引き継ぎは?」
確かに、従来のアナログな印刷会社では不可能でした。
配送スタッフは、夕方に帰社してからが「第二の仕事」でした。手書きの日報を書き、伝票を整理し、担当者が不在なら戻るまで待つ。これでは、全員が同じ時間に残り、残業せざるを得ません。
そこで私たちが断行したのが、「事務員ゼロプロジェクト」です。
私たちは社内のあらゆる事務作業を疑い、デジタルに置き換えました。
日報: スマホでの音声入力で、配送完了と同時にクラウドへ送信。帰社後の記入はゼロ。
伝票・在庫: デジタル管理により、リアルタイムでiPad共有。誰かが手作業で集計する必要はありません。
顧客情報: 「お客様の注文履歴」や「注意事項」はすべてクラウド上で共有・検索可能に。特定の担当者に聞かなくても、データベースを見れば誰でも同じ対応ができる状態を整えました。
これにより、「いつ誰が出社し、いつ誰が退社しても、業務が滞りなく回る」システムが完成しました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の本質とは、単にパソコンを入れることではありません。働く人を「場所と時間の拘束」から解放し、人間らしい生活を取り戻すことなのです。
■ 求めるのは「労働力」ではなく「異分子」
私たちがここまで柔軟な働き方を用意して、副業やフリーランスの方を歓迎するのには、経営的な戦略もあります。
それは、社内に「異分子(多様な視点)」を取り入れたいからです。
印刷会社の中に、ずっと印刷のことしか知らない人間しかいなければ、新しいアイデアは生まれません。
しかし、ここに「週末は農業をしている人」がいれば、「野菜の直売所で使う、こんなパッケージがあったら売れるのに」というリアルな提案が出てきます。
「個人でYouTuberをしている人」がいれば、「動画編集のノウハウを活かして、会社のPR動画を作りましょうか?」という展開が生まれます。
今回募集する職種が、単なるドライバーではなく「クリエイティブ・サポーター」と名付けられている理由はここにあります。
配送という「現場へのインプット」業務と、帰社後の「制作・企画というアウトプット」業務。このサイクルの中に、あなたの社外での経験を混ぜ合わせてほしいのです。
社内では現在、全従業員向けにGoogleの生成AI「Gemini」や「WEBコンテンツデザイン」の研修を行っています。
また、自社オリジナルのボードゲーム制作や、ユニークな文具(スポーツノート、むちゃぶりノート等)の開発も盛んです。
これらはすべて、トップダウンではなく、現場のスタッフの「面白そう」から始まったプロジェクトです。
あなたの「副業スキル」や「趣味の知識」が、フジイ印刷の次のヒット商品を生むかもしれません。
私たちは、あなたの時間を拘束するのではなく、あなたの才能を解放したいと考えています。

■ 結び:あなたの人生のために、会社を「使い倒して」ほしい
誤解を恐れずに言えば、私たちはあなたに「会社のために人生を捧げてほしい」とは微塵も思っていません。 逆です。「あなたの人生を豊かにするために、フジイ印刷という会社を利用してほしい」のです。
安定した収入を得るための基盤として。 新しいAIスキルを学ぶための学校として。 あるいは、あなたの副業や夢を加速させるための実験場として。
会社とは本来、人が集まり、一人ではできないことを成し遂げ、それぞれの幸せを実現するための「器」であるはずです。 だからこそ、私たちは「9時から17時」という枠を壊しました。 あなたが一番パフォーマンスを発揮できる時間で働き、残りの時間を自分自身や家族、そして未来への投資に使ってください。
「週に2回は、夕方から習い事に行きたい」 「朝はサーフィンをしてから出社したい」 そんな、今までの面接では言えなかった「ワガママ」を、ここでは「理想のライフスタイル」と呼びます。
あなたの人生のパズルに、この会社がどうフィットするか。 まずは一度オフィスに来て、ざっくばらんに話してみませんか? 私たちは、あなたの「自由」を歓迎します。

フジイ印刷株式会社 私たちは、瀬戸内市牛窓町から「全従業員の幸福」と「ワクワクする未来」を印刷する会社です。 まずはカジュアルな会社見学から、あなたとの出会いをお待ちしています。
■ 関連リンク
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この記事の監修者
藤井 聡|代表取締役
業務印刷の未来を探求し、中小製造業向けのALL IN ONEクラウドERPやAIO向けLP制作ツールをリリース。2019年に社内の事務職ゼロを達成し、クラウド実践大賞岡山大会で発表。京セラの稲盛和夫氏とゲーム作家の米光一成氏の手法を取り入れた会社の仕組みづくりを推進中。
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