お客様事例

公開日:2026.6.2

【制作実績】活版印刷下げ札

風合い豊かな紙に職人の手仕事が映える、活版印刷下げ札

お客様から、帽子のブランドタグやアパレル商品などに最適な「活版印刷下げ札(タグ)」のご注文をいただきました。今回は当社の制作実績として、素材の質感と加工の相性を活かした下げ札の仕様をご紹介します。

今回の下げ札の3つの特徴

1. やわらかくて圧倒的な厚みのある紙「特Aクッション 0.8mm」

ベースとなる紙には、コースターなどにも用いられる「特Aクッション」を使用しました。「0.8mm」というしっかりとした厚みがありながら、空気を含んだような柔らかい手触りと、あたたかみのある優しい風合いが特徴です。

2. 独特の凹凸と手仕事の温かみ「活版印刷(スミ)」

金属や樹脂の版を使い、紙に強い圧力をかけてインクを転写する「活版印刷(スミ・黒インク)」を施しました。弾力のある特Aクッション紙との相性は抜群で、ぎゅっと深くへこんだ文字やロゴには、現代のデジタル印刷にはない独特の陰影とクラシカルな佇まいが生まれます。

3. 商品への取り付けに欠かせない「3mm穴開け加工」

帽子や商品に紐で取り付けるための「3mm穴開け加工」を施しました。デザインの邪魔をしないシンプルな穴開けにより、ブランドの雰囲気を損なうことなく、商品にすぐ取り付けられる実用性をしっかりと備えています。

綺麗に仕上げるための現場の調整

特Aクッションのような厚みと弾力のある用紙への活版印刷は、印圧(プレスする強さ)のコントロールが命です。圧力が強すぎると文字が潰れて滲んでしまい、逆に弱すぎると活版独特の美しい凹凸が表現できず、インクがかすれてしまいます。 現場のスタッフが、デザインの細かさやその日の紙の状態に合わせて機械の圧力をミリ単位で調整し、最も美しく凹凸とインクの風合いが出るように仕上げています。

これから活版印刷下げ札を制作される方へ(データ作成の注意点)

活版印刷を用いた下げ札のデザインを作成する際は、次の点にご注意いただくと綺麗に仕上がります。

  • 線の太さと文字サイズに余裕を:活版印刷は圧力をかけてインクを紙に押し付けるため、細すぎる線や小さな文字(特に画数の多い漢字など)は、かすれたり潰れたりしやすくなります。線の太さは0.1mm以上、文字は6pt以上を目安に、少し余裕を持ったデータ作成をおすすめいたします。

  • 1色印刷データは「K100%」で作成:活版印刷の版を作るために、1色の印刷用のデータは、必ず「K100%(黒一色)」のモノクロデータでお作りいただけますようお願いいたします。

シンプルだからこそ、特Aクッションの厚みと活版印刷の深い凹凸が主役となる、ブランドのこだわりが詰まった下げ札となりました。オリジナルのショップタグや商品タグ制作をご検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。

仕様

商品:下げ札(商品タグ)

サイズ:50×90mm

用紙:特Aクッション 0.8mm

印刷・加工:活版印刷(スミ1c)/ 3mm穴開け加工

Client:つばさ製帽所さま

Client URL:http://www.tsubasa-hat.co.jp

この記事の監修者

吉田光咲|営業部

大学でファッションデザインを専攻し、卒業後はグラフィックやWEBデザインなど、幅広い分野でデザインの仕事をしてきました。2024年にフジイ印刷に入社し、毎日新しいことを学んでいます。お客様の視点に立って、最適なデザインを提案できる営業を目指しています。

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